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    東京・練馬のアロマテラピーの店キルケ店主のブログ

    認知症の父専用シール付き昼用アロマからローズマリー&レモンを再認識

    いやはや、認知症が初期とはいえ進みつつあるキルケ店主の父に物を送って忘れずに正しく使ってもらうこと自体がなかなかすんなりいきません。一晩眠っただけであっけなくどこに置いたか分からなくなって、大慌て。ヘルパーさんが来てくださっているときに見つけてもらい、電話機の横に置いてもらいました。

    しかしながら、少しずつ父の生活の中に認知症を進行させない、良くすることを目指すための香りを嗅ぐ習慣は定着しつつあります。

    前回は認知症改善アロマの昼用、夜用共にフタが開けっ放しで大分中身が劣化、蒸発して瓶が発見されたことに学び(笑)、フタの開け閉めに余裕のある長さにしたヒモを瓶とフタにくくりつけた結果、開けっ放しにすることが減り、前進してました。なんとか使っているようです。やはり頭がもやもやするのがすっきりする、鼻の通りがよくなる、気分が良くなるという結果が香りを嗅ぐことを思い出させてくれるんじゃないかと思います。「これはお父さんの”希望”の香りだよ。希望の薬はフタをしないと中身が悪くなってしまったり、蒸発してしまったりする。目薬と同じで使ったらフタをしてください。」と理由を話したのも海馬のどこかに留まっていてくれるのかもしれません。

    そういえば初めてアロマを持っていった時は夜用がすぐになくなっていたのに対し、2回目は昼用が先になくなっていたので、なるべく分かりやすい形で昼用アロマのボトルを入れるスタンド形の入れ物を一緒に送ってみました。

    専用シール付き昼用アロマのボトル 

    認知症改善という文字があったほうが分かりやすいことに気づき、自分の親なので私物になりますし、薬事法上の問題などは気にせず思いっきり書いてシールを貼りました。(ここまでしなくても大丈夫な方も多いと思います)スタンド型の入れ物には画用紙に「ものわすれ、認知症を改善するアロマです。中身が劣化しますので、フタは必ず使用後に閉めましょう。」という文言を書いてたて看板のようにくっつけました。ヘルパーさんにも気づいてもらいやすかったようで良かったです。

    ここまでしてもやっぱり「アロマ? なんだっけがー。」と特に朝起き掛けで記憶が初期化されているときなどはそんな状態になります。「それは鳥取大学の先生が発見した認知症を改善する香りの・・・・」とイチから話し始めてやっと思い出す。根気の要る作業ですが、欲を出しすぎずに続けることだと思います。何しろ嫌がりはしませんので。

    さて、今回は写真の朝昼用アロマのローズマリーとレモンがそもそもどんな精油だったか振り返りたいと思います。

    まず、ローズマリー。キルケ店主がアロマテラピーを趣味で始めた頃、最も気に入った香りでした。(お値段が手ごろという理由もあったけど)ラベンダーよりも断然好きでしたよ。親しみやすく感じました。鳥取大学の浦上克哉先生がテレビで発表された後、日本中から先生指定の精油が消え、キルケ店主のところでローズマリー&レモンをはじめて購入された方同様、頭がすっきりして良い気分になれる香りと思ったからです。

    ローズマリー 

    そもそもローズマリーは若返り、頭脳明晰にする効用が有名です。ハンガリーの王妃のフェイスウォッシュローションで主要な材料として知られています。このローションで王妃は若返り、自身よりはるかに若い男性から求婚されたというのは有名な逸話です。さらに、肝臓、心臓、胃の働きをサポートし、身体を温めて解毒し痛みをとる働きもあり、頭痛、偏頭痛、めまい、神経痛の改善、風邪の予防改善、そして抗うつ作用も伝統的に有名な効用です。良いこと尽くしです。

    ハーブのローズマリーは肉料理、魚料理に使うと最高ですよね。良い香り付けと同時に臭みを取ってくれて一味も二味も良くなりますよね!

    さて、次はレモンです。キルケ店主が催すアロマセミナーで柑橘系人気ナンバーワンの香りなんですよ。お子さんから年配の方までひろーく好まれる香りです。柑橘系の香りの嗅ぎ比べからキルケ店主のセミナーはスタートさせるのが常ですが、いつもやっぱり皆さんがレモンが一番お好きな香りなのねと思わされるんです。

    レモン

    こんなレモンの木を南イタリアの海岸線沿いを旅しながら見たいな~!香りを嗅ぎたいな~!!と思い続けて何十年だろう。って話がそれてしまいます。
    そうです。少しでもアロマテラピーを学んだことがある方ならレモン等の柑橘類にうつ症状や神経症の改善効果があるという臨床例が1970年代のイタリアで認められているということをご存知ですよね。もー、こんなレモンの木のそばにいたらさぞかし元気になれるでしょうね!
    さて、レモンはじゃあそもそもイタリア発祥かというとそうではなく、インドが原産だそうです。そしてアラビア、中世に入り十字軍がヨーロッパに持ち帰りイタリアが重要な生産国になったといわれています。殺虫作用や高すぎる血圧を下げる血圧降下作用も古くから認められてきたようです。そして、ローズマリーと共通する肝臓、胃をサポートする働き、神経痛、頭痛、関節炎などの痛み、風邪の症状を改善したり、血液の流動性を向上させてくれる働きも有名です。

    ローズマリーとレモンの明らかに違う作用はローズマリーが血管を収縮させて血圧を上げる作用を示すのに対しレモンが血圧を下げる作用を示すという点でしょう。この点がこの2種類の香りをブレンドするお医者様である浦上先生のクエンチング効果(好ましくない強い作用を複数の精油を組み合わせることで弱める効果)への期待なのかなと思います。浦上先生もセミナーで高血圧症の方がローズマリーを使用することへの不安に対して、データ上も問題はありませんでしたと答えていらっしゃいました。様々な持病のある患者さんを診てこられた先生の臨床データはやはり本当に心強いです。

    そしてまた、キルケ店主が最も感心するのがコスト面です。ローズマリーとレモンは双方とも生産されやすく、購入するにもお値段がお手ごろです。そのような精油で研究してくださったこと、長く使用する場合大変重要なことですから、あらためて感謝したいです。ローズマリー 2に対しレモン 1というの割合も絶妙ではないでしょうか。
    浦上先生はあくまでもこの割合は認知症を予防改善したいという目的ならば最良の割合とおっしゃっていました。香り重視であればこの限りではありませんということです。

    日本中からローズマリーとレモンの精油が無くなったというときに親戚から電話があり、取り寄せてほしいと言われました。その際、なるべく安くしてあげたいということでこれらの香りにもグレードがあるのですが、最高級グレードではなく、標準グレードで用意したのですが、今はお値段だけではなく様々なニーズがあることが分かり、いずれも英国クリニカルレベルのクインエッセンスの製品ではありますが、標準グレードと最高級グレードの2つから選んでいただくようになりました。すごく分かりやすく言いますと、最高級はとっても香りが濃く、持続力が標準グレードよりさらにあるという感じです。(お値段はやはり200円分くらい高くなります。)いずれも今もなお安定供給され、価格が高騰することはございませんよ。安心して長く使えますので、継続が大切なようなので楽しみつつ頑張りたいと思います。

    ※キルケ店主もすでに五十路なので父のこともそうですが、これくらいの年齢から予防が大切と聞きまして、自分用も最近用意するようになりました。(爆)

    ※参考文献 「アロマテラピーのための84の精油」ワンダ・セラー著 高山林太郎 訳
            フレグランスジャーナル社
            (公社)日本アロマ環境協会 アロマテラピー検定テキスト 

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